大分県立大分上野丘高等学校同窓会ホームページ<公開版>

一世紀の青春「大中・上野丘高物語」より

(2012.10.22 掲載)

プロローグ

 

新しい時代の糧に

 

戦中編

 

 大中一世紀の歴史で最も暗い時代、昭和の戦争期を迎えた。昭和三年開校以来多くの英才を育てた寄宿舎が廃止。続いて若者の夢"満州旅行"も中止された。代償に与えられたのは、湯布院の"宿泊軍事訓練"だ。制服は国防色に変わり、脱帽の礼も挙手礼へ。ついにゲートル着用の及び、学内の軍隊化は完成された。

 太平洋戦争の激化とともに、学徒動員や勤労奉仕で、教育機能はほとんど停止した。昭和二十年三月、航空廠に動員中の生徒十八が爆死したのは、受難の時代の大きな象徴だった。同年、陸軍大将の三好一(明27卒)が大分市長を務めたのも、戦争時代ならではのことだった。

 

一世紀の青春「大中・上野丘高物語」

1979年3月26日

 

著者 中川 茂