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全体同窓親睦会2012 紙上収録:「医学生として取り組んだ国際協力」(前編)

(2012.06.08 掲載)

全体同窓親睦会2012 紙上収録:

 

講演とDVD 「医学生として取り組んだ国際協力」(前編)

 

 

 同窓会史上初めての全体同窓親睦会のトップバッターとして、55期の石松宏章君がステージに上がってくれました。

現在は沖縄の病院で内科医として勤務している石松君は若々しいダークスーツに身を包み、最新のパソコン技術を駆使して判り易い映像(スライドと動画)で参加者の目と耳を釘付けにしました。

 

 講演のタイトルの「医学生」「国際協力」という文字からは堅苦しい内容を想像した方も多かったかも知れませんが、彼の話にはパッションとユーモアがふんだんに詰め込まれていました。

 

母校を飛び立って東京の医学部に進んだ彼が、どうしてカンボジアに小学校や診療所を作るボランティア活動に取り組むようになったのか?・・・彼の話に共感して「うん、うん、判る・・・」と頷く同窓生の姿が会場の各場所で見かけられました。

 

 石松君の講演のストーリーを少しだけ紹介します。

 

 彼の話はご両親の紹介から始まりました。

彼が内科医であるお父さん(9期・石松信彦先輩)とお母さんを敬愛していることが伝わって来ました。稙田南中学から猛勉強をして上野丘高校に合格。しかし、成績は400人中397位で「私は落ちこぼれでした。」だったというスライドにはロダンの考える人を真似たシルエットが(スライド1)。 学生服のズボンを補正して生活指導の先生から叱られた話など・・・会場全体が微笑ましい雰囲気に変わっていきました。

 

写真 1.PNG 

 東京医科大学に進学後は医学生としての勉学とともにファッションにも凝って「ギャル男でした」と(スライド2)。会場には笑顔が広がってきました。そんなある日、友人から「カンボジアに小学校を建てない?」というメール。直感的に「これは面白い!」と「うん、やる!」と返信。この時の気持ちを「学生時代の思い出としてはカッコイイ」と感じて「この時点では、自分のための自己実現が目的だった」と彼は表現しています。

 

 

写真 2.PNG 

 彼の所属していた医学生サークル「GRAPHIS」は、イベントの収益金を打ち上げに使うことを止め、カンボジアの小学校建設資金に回すことに。企業とのコラボのイベントなどを重ねて約8ヶ月で建設資金を調達。

 

 スクリーンにはカンボジアの子供達の拍手に迎えられてGRAPHIS小学校に入って行く動画が映し出されます(スライド3)。会場はシーンとなって画面を見つめています。

「生まれて初めての、感謝されるという実体験でした。自分のための活動から、カンボジアの子供達のために・・・と気持ちも変わって行きました。」という彼の言葉がストレートに胸に響いて来ました。

 

 

写真 3.PNG 

(次回の後編に続きます)